ノンバーバルコミュニケーション〜喋らずに勝てるコミュ力〜

コミュ力

コミュ力を上げるにあたって必要になってくる能力は語彙力やアプローチだけに限りません。

【この記事の目次】
○ ノンバーバルコミュニケーションとは、無言の圧力
○ 相手を避けるためのノンバーバルコミュニケーションの使い方
○ 有効な関係を築くためのノンバーバルコミュニケーションの使い方
○ 共感のノンバーバルコミュニケーション

○ 記事内容の要約(早く結論が欲しい方はここ読んでください!)

○ ノンバーバルコミュニケーションとは、無言の圧力

人は表情や仕草、そんな部分からも伝えたいことがなんとなく分かってしまう生き物です。少し思い出して欲しいのですが、人口の9割くらいの方は、子供の頃におかんに怒られた経験ありますよね?

もしかしたら平手打ち寸前の動作を取ってたとか、めちゃくちゃ顔がイライラしてたとか。多分、印象としては「怖い」って印象受けましたよね?これなんです。

おかんは、「怖い」という印象を与えることで相手を萎縮させ、これ以上誤った行動を犯さないように子供をコントロールしていたのですね。

こうして言語以外の部分で相手をコントロールする能力が非言語的コミュニケーション「ノンバーバルコミュニケーション」です。以上の例はノンバーバルコミュニケーションの簡単な例ですが、他にも他人を動かす手段として使えますのでちょっぴりご紹介します。

 相手を避けるためのノンバーバルコミュニケーションの使い方

さて、嫌なやつと会話をしているとしましょう。さっさと会話を終わらせたい場面。この時あなたはどんな表情、どんな身振り手振りを使って相手とコミュニケーションをとりますか?私だったらこれを徹底します。

「表情を変えない、笑わない、手も首も動かさない。」

これは徹底的に「貴様の話には興味関心はない」という意思表示をしています。少しでも表情を変化させるとか全身で表現すると相手は勘違いしますから。「私と話してるのが楽しいのね」なんて勘違いされたら終わり。抜け出せない沼にハマります。

世界には、この表情を使った実験を赤ちゃんで実証しています。言語を発することができない赤ちゃんに対して、お母さんが無表情を貫くという実験です。(かなりかわいそうだった)

お母さんと赤ちゃんはずっと見つめ合っている状態で、赤ちゃんは笑ったり手を動かしたりしてお母さんの興味を引こうとします。ですがお母さんの表情は1ミリも変わらない。それを貫いた結果赤ちゃんはどうなったか。

何をして良いか分からず、泣き出してしまったんですね。言語以外の部分で潜在的に人間に備わっている感性はこれほど強いのです。赤ちゃんにも通用するレベルの手段ですから、感情などをさらに学んだ大人相手に同じようなことをすれば、よほどのKYでない限り「あ、こいつ俺に関心ないのか。」という理解をしてくれるはずです。

 有効な関係を築くためのノンバーバルコミュニケーションの使い方

逆に相手と有効な関係を築こうと思ったらどういうノンバーバルコミュニケーションを使っていくのかご紹介します。

大前提意識することは、「相手も幸せになるような、楽しくなるような表情」を心がけることです。

ではマッチングアプリで知り合った異性と一緒に、話題のカフェに行った場合のシチュエーションで妄想していきます。めちゃくちゃワクワクしながら入店し、いざ料理が来て二人の興奮は最高潮。さていよいよ料理を口に運びました。ここですよ。口に入れた時の顔はなかなか嘘をつけません。けどよっぽど不味くないなら、全力の笑顔でその場を過ごすんです。

目の前のものを食べているのは私とお相手ですからね?もし相手は「美味しい」と感じて食べていて、そこであなたが美味しくないような表情や態度を取っていたら、共感を得られなかったお相手はなんか苦しくなりますよね。相手が「美味しくない」と感じて食べていても、そこに共感したところで雰囲気が楽しくなるわけではありませんから、せめて自分は全力で笑顔になりましょう。

ちなみに言うと、その笑顔は料理の味に対しての笑顔ではなく、カフェで気になっている異性と一緒に時間を楽しめていると言う今ある環境に対する笑顔なので、偽りの笑顔にはならないはずです。

あくまで、関係を構築することを前提としたノンバーバルコミュニケーションの使い方にはなりますが、仲良くなろうと思ったら基本的に私は自然な笑顔と少しのオーバーリアクションを取ります。笑っている顔から受ける印象は、「楽しい」という感情を起こします。だから笑顔の印象を残して、「この人といると楽しいんだな」という勘違いさせた方が、また会ってくれる可能性がグッと上がります。

 共感のノンバーバルコミュニケーション

傾聴という言葉があります。熱心に聞くこと、聞く技術ですね。ここで大事になるのは、表情と仕草を感情に合わせることです。相手が悲しい話をしている時、自分は小さい動きでなんとなく悲しい表情で相槌を打つとか、悩んでいるような話をしている時は、自分もすごく考えているような表情になってみたりとか。

これだけでも、「共感してもらっている」「この人は親身に話を聞いてくれる」という印象を与えることができます。誰かに自分の事情を話したいときの心情を想像してみると、なんとなくわかりますよね。

共感してほしかったりとか、自分の思っていることは間違っていないことを証明したかったりとか色々心情が出てきます。ここで相談しても納得のいく反応が得られなかったりすると、「あ、この人に言っても私の中では何も解決しない」という気持ちが湧くので、また会ってくれる確率が下がるとか、大事な仕事を任されなくなるなんてパターンもあり得るかもしれません。

心理学にミラーリング効果というものがあります。自分と同様の仕草や行動をする人に好感を持つ心理効果ですね。なので自分の心と同様のテンションで話を聞いてもらえると好印象に繋がります。ちょっと応用すると、相手の動きもそれとなく真似してみると更に親近感を覚えてもらえます。相手が大きな動きではしゃいでたら一緒にはしゃぐとか、顔を下げて暗い感じなら自分も少し顔を下げてみたりとか。これは心理学編で詳しく書いていきます。

いかがでしょう?かなり小さい意識かもしれませんが、表情や仕草だけでも相手から得られる共感や好意はかなり変わってくる様がなんとなくイメージできましたら幸いです。記事の要約をばっと書いて終わりにしましょう。

 記事内容の要約

ノンバーバルコミュニケーションは、言語を使わずとも表情や仕草で相手の行動をコントロールできる技術です。人間にはミラーリング効果というものが備わっており、自分と同様の仕草や行動をする人に好感を持つ習性があります。相手と良い関係を構築していきたいと望むなら、相手の感情に合わせた表情や身振り手振りの大きさを意識してみてください。逆にどうでも良い相手に対しては、相手の感情を無視した普遍的な表情やノンアクションを意識して接してみてください。

自分が意識できるのはまずはこのくらいかなと思います。自分が意識していても相手は意識して接してこないので、相手は気持ちがそのまま表情や行動に現れます。ここから心理を読み取って対応の仕方を変えるのもコミュニケーション技術になってきますので、簡単な行動心理学の記事も随時更新していきます。

まだまだあなたはコミュ力を上げられる可能性がありますので、この先の記事もいろんな意味で楽しみにしていてくださいね😄

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